会長あいさつ

会長挨拶 「なぜ、障害のある子が生まれるのだろう?」

私たちは何度も何度も心の中でそう問いかけてきました。 医学や科学がこんなに進歩しているのに……なぜ? それは、文明がどんなに進歩しても、人間は何百万種以上もいる「生物」の中の 「ヒト」という『種(しゅ)』のひとつに過ぎないからなのです。

世界では、毎年約790万人以上の障がい児が生まれていて、それは全出産数の約6%にもなるのです。 人口数に対し、一定の割合で障がいのある子が生まれてくる、それは『種(しゅ)』の宿命なのであって、誰のせいでもありません。お母さんのせいでも、お父さんのせいでも、まして、自分には何の責任もないのに障がいを持って生まれてくる子にどんな罪があるというのでしょう?

障がいがあっても、私たちにはかけがいのない命です。 障がいがあっても、みんな、人として幸せに生きる権利があります。 障がいのある子供たちやその家族が、社会の中で孤立し、悲しい思いをしないために 私たち「手をつなぐ育成会」があるのです。

障がいがあっても、幸せに生きられる道を探しましょう。 限りある私たちの一生の中に、子供たちにとっての『幸せの道標(みちしるべ)』を たくさん残していってあげましょう。

私たちがいなくなっても、子供たちが迷子にならないように、その『道標』をたどって幸せな人生を全うできますように。 それだけを願って、できる限りのことをしてみませんか?私たちが動かなければ、法律も、制度も、社会も変わりません。変えるためには『力』が必要!『力』は『数』です!あなたの『力』を『数』に変えて、障がいがあっても、子供たちが幸せに生きることのできる社会をつくっていきましょう。



 

「越谷市手をつなぐ育成会」のあゆみ

・昭和47.4.1 「越谷市手をつなぐ親の会」設立。
・昭和62.4.1 デイケア施設親の会作業所を大成町に設立。
・平成 4.4.1 デイケア施設千草園を上間久里に設立。
・平成11.4.1 「越谷市手をつなぐ育成会」に名称変更。
・平成12.5.1 「越谷市手をつなぐ育成会作業所」から「野の花」に名称変更。
・平成18.4.1  法人格を取得し目的別に組織を二分化。
    ◎施設運営 (デイケア施設)特定非営利活動法人越谷市手をつなぐ育成会・友
    ◎育成会活動 越谷市手をつなぐ育成会
・平成21.4.1 自立支援法施行により、両施設とも「地域活動支援センター」に体系移行。
・平成24.4.1 総合支援法施行により、両施設とも障害福祉サービス事業所(生活介護)に体系移行。
・平成24.4.1 千草園が花田に移転。
・平成29.5.1 グループホームしゅしゅ開設
              


 

越谷市手をつなぐ育成会施設運営方針

 

(1)「障がい児・者とその家族のための会である」ことをすべての活動の原点として、ノーマライゼーションの理念の普及に努めます。

  

(2)障がい者と家族の高齢化について真剣に考え、障がい者が地域社会の中で、一社会人として、精一杯幸せに『共生』できるように支援していきます。



 

育成会の全国的組織活動でできたこと

  

知的障害者医療費補助制度

  

知的障害者交通機関割引制度(JR、私鉄各種、高速道路)

  

養護学校(現:特別支援学校)の義務教育化

  

障害基礎年金や在宅手当など各種手当の創設

  

『精神薄弱児(者)』という侮辱的な呼称から『知的障がい児(者)』と改められました。


 

育成会の施設運営

市立の就労支援センターの基準に合わない障がいの重い人のための受け皿として2つの施設を運営しています。


重い障がいがあっても、人として幸せな人生を全うしてほしいという親の願いが、すべての活動の原動力です。

「貧困な日常生活から豊かな経験値は決して得られない」ということを施設運営の理念としています。



 

特定非営利活動法人 越谷市手をつなぐ育成会・友 施設運営方針

  

(1)利用者一人ひとりの個性・人権を尊重し、こころとからだの健康維持に努めます。それぞれ個々にあった自立を目指し、仕事・生活を支援していきます。

  

(2)地域の皆様に理解され、明るく開かれた施設であることを目指します。




 

施設支援

◇基本的生活習慣を体得できるよう支援します。施設に通うことで規則正しい生活のリズムを身につけます。


◇日常生活能力を上げていく支援をします。たとえば、衣類の着脱、整理整頓、歯磨き、食事、買い物、食器洗い、掃除など。親亡き後もいろいろな人の支援を受けながら生きていく力を育みます。


◇集団生活の中で、いろいろな人と共に生きていく力を蓄えましょう。我慢すること、順番を守ること、譲ること、自分の意思を伝えること、みんな大事な力です。



 

施設のお仕事

◇お菓子作り: クッキー、カップケーキ、ラスク

◇受 注: 箱折り等

◇資源回収: アルミ缶・新聞等の回収

◇手工芸品製作・販売: ビーズ製品

 

越谷市手をつなぐ育成会・友スタッフ

理事長 高野 淑恵

千草園 管理者・サービス管理責任者 田中 直樹

野の花 管理者・サービス管理責任者 高野 雅美



 

施設の年間行事

 4月  入所式、お花見、バーベキュー
 5月  運動会
 6月  「ふれあいの日」参加
 7月  プール実習
 8月  プール実習、川遊び、夏まつり
 9月  グループ別宿泊旅行(1泊2日)
10月  ボランティアフェスティバル
    「人権を考える集い」参加
11月  東京ディズニーランド
12月  クリスマス会
 1月  成人を祝う会・新年会
 2月  グループ別外出
 3月  全体宿泊旅行
     お疲れ様会

 

 

特別企画:『個別外出』

誕生月に、本人と職員がマンツーマンで、本人の希望する所へ外出します。
(テレビ局、温泉、プール、東京スカイツリー、買い物、映画鑑賞 など)
その他:調理実習、防災訓練etc.



 

越谷市手をつなぐ育成会のこれから

 

成年後見制度(権利擁護)

 

成年後見制度 親亡き後の不安や心配を、親が元気なうちに少しでも解消しておきましょう。
これからは、「契約の時代」が進んでいきます。

判断力に弱点のある知的障がい者を法的に守る制度です。

育成会はこの制度を推進していきます。

 


 

グループホームしゅしゅ開所

 

2017年5月1日念願のグループホーム第1号を開所する事が出来ました。ひとえに土地・建物を貸与して下さった方や、開所に携わって下さった、たくさんの方達のご縁のおかげだと思っております。心より感謝申し上げます。
夢は3棟目指して頑張ります!
しゅしゅHP


 

 

グループホーム

グループホーム だんだん高齢化していく知的障がい者本人と、その家族にとって生まれ育った地域で、人として普通に暮らしていかれる『グループホーム』が建設できません。
土地の価格、建設価格が高いことや、建設資材の高騰も大きく影響しています。
また消防法が年々厳しくなってスプリンクラーの設置が義務づけられていることも要因の一つです。 そのほかにも24時間体制のグループホームを運営するには職員体制や幾人もの世話人さんが必要です。
近隣の方々のご理解とご支援が何よりも大切です。
ハードルの高い課題ですが、親亡き後も本人たちが安心して生活できる居住空間を確保できるように頑張りたいと思っています!


土地を貸してくださる方を探さなければなりません。
『貸しても良いよ』とおっしゃってくださる方
是非、ご協力をお願い致します。ご連絡をお待ちしております。


 


 

越谷市手をつなぐ育成会 事務局

越谷市手をつなぐ育成会 事務局 会長 高野 淑恵
〒343-0015 越谷市花田4−8−16
電話番号048-971-7351  FAX048-971-7351

お気軽にご相談下さい。

 

 

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